迷える子羊のブログ

辛い時や、苦しい時、暇な時に勧めたいものを紹介します。

【お勧め漫画】宇宙兄弟

少し未来のことを描いてはいますが、ここまで宇宙飛行士を掘り起こした漫画を私は見たことがありません。

 

今回紹介するのは「宇宙兄弟」です。

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アニメ化、映画化、実写映画化をしており、現在もモーニングにて連載中の作品。

 

宇宙兄弟は兄の難波六太(ムッタ)と、弟の難波日々人(ヒビト)が宇宙飛行士を目指す物語です。

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 難波六太

 

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難波日々人

 

作中では、NASAJAXAといった実際にある企業や施設なども登場し、宇宙飛行士になるための特殊な試験や、面接まで描かれています。

読み応えはじゅうぶんあり、宇宙に関する知識まで得る事のできる漫画となっています。

 

宇宙兄弟がここまでヒットした理由の1つして、「台詞」に私は注目しています。

「名台詞」というものがどの漫画にも存在していますが、宇宙兄弟にはこの名台詞が多々あり、どれも言葉選びのセンスが良いと私は思います。

 

例)難波六太の台詞

グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる
誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか?

 

(これは宇宙飛行士の試験で、「同じチームの誰か2人だけが次の試験に進めるので、チーム内で話し合って決めください。」と提示されたもきに、話し合いの最後に六太が「ジャンケンで決めよう」と行ったときの台詞です。)

 

仲が悪く、うまく行っていないチームではすぐに却下される提案ですが、六太のチームでは全員が誰が次に進んでも文句はないという状況での提案でした。

同じレベルの競い合いで、勝負が決まらない時、ジャンケンで決めるという事がいかに平等かわかりますねw

 

とある雑誌で宇宙兄弟の作者小山宙哉さんのインタビューが載っていたのですが、ほとんどの台詞は自ら考えられと書かれていました。

 

専門学校を卒業後、一度サラリーマンの時期を経て漫画家デビューをしているそうです。

サラリーマンをしながら、夜な夜なコツコツ描いていたのが賞に入り、連載もまだ決まっていないのに会社に辞表をだし、上京すると担当に電話して、担当さんが「もう上京するの!?」と驚いていたそうですw

 

このインタビューを読んだ時、ちょうど私は新社会人で仕事に追われ、家、職場、家、職場の行き来だけで「何のために仕事をしているのだろうか? 」と若干鬱になりかけていました。

 

ところが小山宙哉先生はどれだけ忙しかったはわかりませんが、コツコツ漫画の執筆作業をしていたと知り、私も時間がなくてもちゃんと自分の時間をとろう!と決め、仕事が終わって家に着くのが、ちょうど日をまたいだくらいですかね。そこからご飯、風呂を済まして30分だけ、趣味の絵を描いたり漫画を読んだりするようになりました。

 

自分の時間(娯楽)を平日に少しだけする事で1日の15時間労働も少しはましなった気がします。笑

 

宇宙兄弟を知り、小山宙哉先生を知り、私の新社会人生活が少し明るくなった、私にとって大切作品ですw

 

興味が湧かれましたどうぞご一読を(^ω^)